図書館概要
設立までのいきさつ

農文協図書館は、1981年7月24日、社団法人農山漁村文化協会(農文協)の寄付(土地・建物・基金)によって財団法人として設立されました。
※「財団法人 農文協図書館」は、2011年4月より、「社団法人 農山漁村文化協会」に合併されました。

農文協は1940年創立以来、農山漁村の文化向上をめざし、農村の民主化、農民の自立のための各種の文化活動を続けてきました。
その一環として設立された農文協図書館には農文協の出版、映像制作の過程で収集された図書・諸資料や設立以来あらたに購入した古書・現代発行されている農林水産関係専門書をほとんど所蔵し公開しています。

現在、農文協は農業の分野だけでなく、食べ物、健康、教育、思想の分野にわたる総合出版社となり、年間百数十点を刊行しています。
農文協図書館ではその出版物、映像作品の全てを購入しています。

東京都内にある唯一の農林水産専門図書館

いかにも堅い感じですが、内容は食べ物、健康、家庭園芸、ガーデニングから農政経済の専門書、古典まで、とにかく農業関係ならなんでも揃っているというのが特徴です。
農文協が農業出版社から出発して、今では農業、健康、食べ物、教育(医食農想)にわたる総合出版社に発展したいきさつから、蔵書にも個性があり、今やものの見方・考え方では特異な存在とみなされる「人間選書」はじめ、全集物が圧巻です。
「毎日出版文化賞」など数々の賞を貰ったものでは「安藤昌益全集」、日本全国の和食を県別に聞き書きした「日本の食生活全集」、江戸時代から明治までの農業を集大成した「日本農書全集」、農業技術大系では作物・野菜・果樹・花卉・畜産・病虫害・防除資材・土壌施肥・食品加工などを体系的に編集した全90巻あまりの専門書があります。
これら農文協の書籍・雑誌はすべて蔵書しています。

最近の利用傾向・関心のテーマ

最近の傾向は学生より企業や団体、勤め人が増えています。リストラの影響もあるかも知れませんが、定年帰農という言葉が流行っているように、退職後農村に定着し、あるいは就農するために農業の知識を得たり、農業訓練施設の問い合わせも多くなっています。
もう一つは企業が新しく農林業に参入しようと模索していることから、自動車や造船などの企業、食品産業の開発部門の人が増えてきました。もちろん、主婦や小中学生も農業に関心をもつものが現れてきています。
遺伝子組み換え食品をめぐる問題、有機農業、食料栄養、環境問題などを追究する女性も増えています。